3/13 昨日は卒業式でした。
昨日は卒業式でした。1日遅れで何を書いてるんだ、という感じですが、昨日は卒業式が終わったら結構精神的に疲れていたので、なんとなく今日になってしまいました。
私も何年か校長をやっているので、卒業式は慣れているつもりでしたが、戸田翔陽高校の卒業式はかなり他とは違う癖があり、緊張しました。そのせいか、昨日の明け方には、卒業式が終わってほっとした夢を見て目が覚め、「あれっ、卒業式は…まだ終わってないよね。今日だよね」ということがありました。
さて卒業式ですが、式辞では「大人になったら『夢』という言葉をむやみに使うべきではない。いよいよ大人になるみんなは夢を目標に変えて、実現のための計画や手段を考えよう」という話をしました。
卒業生への餞としては、ちょっと辛口のような気もしますが、私は「夢」という言葉が世の中で使われるときは、その甘い響きで何かをごまかしているのではないか、と思ってしまい、「夢」という言葉が濫用されているのは好きではありません。
たとえば、世界には昔から「自分たちの国には、誰にでも大金持ちになれる夢がある」ということを売り物にしている国があります。たしかにその国にはチャンスを生かして大富豪に成りあがった人たちもいます。しかし、みんながそんなチャンスをつかめるわけはなく、その国はものすごい格差社会でもあります。外国のことなので、よそ者の私にはよくわかりませんが、「夢」という言葉で格差への不満が塗りつぶされているのではないかという気がします。
そんな大げさな話でなくても、「夢」ばかり語って、現実的な努力がおろそかにされるのはよくないことだと思います。本校を巣立つ皆さんには、大きな目標をもって、それを現実に変えられる人になってもらいたいと思います。