7/6 「夏は暑くなったか?」
学校の方は今日で1学期の期末考査が終わり、明日からは答案返却や成績処理などが始まります。
今年の梅雨は本当に雨がおおいですね。そのせいであまり暑くなくて(湿度はうっとうしいですが)助かりますが、天気予報では、今週の後半あたりから、猛烈に暑くなると言っています。熱中症に気を付けましょう。
昔を思い出してみると、私が小学生だった半世紀前には夏休みでも朝夕は涼しく、朝は早起きしてラジオ体操、その後は暑くなる前に宿題や勉強をしましょう、と言われていました。昼間はもちろん暑かったのですが、エアコンのある家などは少なく、網戸と扇風機でしのぐことができました。
実感として今の夏の方が暑いのですが、本当のところどれくらい暑くなったのでしょうか。と言うわけで、気象庁のWebサイトからデータを引っ張ってきて、また調べてみました。
上のグラフですが、1時間ごとのデータが取得できたのは1978年までだったので、1978年と去年2025年について、未明の1時から深夜24時までの1時間ごとに、7月21日から31日までの11日間の平均の気温を描いたものです。なぜ11日間の平均にするのかと言えば、特定の1日だけだと、特別暑い日とか涼しい日とかだったりするかもしれないからです。
見てのとおり、どの時間でも1978年より2025年の方が2~3度くらい暑くなっています。特に一番暑い昼間の13時~15時頃の時間が、1978年では32~33度に収まっているのに、2025年では35度を超えています。35~36度の体温に近いラインを超えるか超えないか、というのが、体感上の大きな境目になっている気がします。
さてグラフでは、最近の方が暑いのが一目瞭然なのですが、この差が統計上有意といえるのか?についても一応、検定しておきます。
結果は以下の通りです。午後2時の平均気温で1978年の32.3℃と2025年の35.9℃を比べて、「p値が0.002031」とは「差があると言って間違いである確率は1000分の2程度」ということです。要するにはっきり差があるわけです。
帰無仮説: 平均の差 = 0
標本 1:(1978年)
n = 11, 平均 = 32.3, 標準偏差 = 3.19
平均の標準誤差 = 0.961821
平均の95%信頼区間: 30.1569 から 34.4431
標本 2:(2025年)
n = 11, 平均 = 35.9, 標準偏差 = 1.08
平均の標準誤差 = 0.325632
平均の95%信頼区間: 35.1744 から 36.6256
検定統計量: t(20) = (32.3 - 35.9)/1.01545 = -3.54523
両側p値 = 0.002031
(片側 = 0.001015)
と言うわけで、温暖化が存在することは間違いありません。
こうなると、何とかしてこれを食い止めたいわけですが、「二酸化炭素を削減しさえすれば良い」という思い込みは間違いです。なぜなら温暖化の主原因が二酸化炭素である、と確かめられたわけではないからです。
過去の歴史を見ると、数千年前の縄文時代にも今よりもさらに暑く、北極・南極の氷が解けて海面が今より数十メートルも高かった時代がありました。この時代には人間が排出する二酸化炭素などは今と比べてほんの僅かでした。この点を考えると、二酸化炭素が温暖化の主たる原因であるという仮説には疑問があります。
もちろん、とりあえず二酸化炭素削減に取り組むのは良いと思います。しかし「それさえやっていれば」と思考停止してしまうと、温暖化の原因の究明ができなくなってしまいます。
今は人類の生存に関わる温暖化の問題ですら、金儲けの種にして二酸化炭素の排出権取引などが行われていますし、反二酸化炭素は巨大なビジネスチャンスとなっています。これらの反二酸化炭素を商売にしている人たちにとっては、二酸化炭素以外の温暖化の原因が解き明かされては困るのでしょうが、そんなことをやっているうちに、どんどん手遅れになってしまいます。
科学的な精神でもっと真剣に取り組まないと温暖化対策はできません。(真剣に取り組んでもできないかもしれませんが)。