授業の様子・言語文化
今日の言語文化の授業の目標は、「根拠を持って主張を述べる」です。文学作品『羅生門』を取扱いながら、その登場人物「下人」を弁護するために、生徒たちは「裁判資料」(本文)を丁寧に読解し、それぞれの論告(ポイント)について、根拠に基づいた自分の主張を作っていくという授業です。裁判を模した授業に、生徒たちは夢中になって授業に取り組んでいました。
生徒たちはお互いに分からないところを教え合いながら、自分たちの主張を固めていきます。そしてお互いに発表しあいながら、それぞれの主張の根拠が妥当かどうか話し合います。教室の中は絶えず生徒たちの対話に溢れていました。
「根拠を持って主張を述べる」という目標の達成はもちろんのこと、このような授業を通して、積極的に周りの人と意見を交わし言葉を通して他者や社会に関わろうと態度が養われています。